赤帽vsまちの引越屋／四万十市の引越し料金比較

四万十市からの引越しで格安に引越しをしたい方に向けて、軽貨物のフランチャイズチェーンで有名な赤帽と四万十市に拠点を置くまちの引越屋の料金を徹底比較しました。ご利用される場合のご参考にされてください。

【目　次】

1. はじめに
2. 四万十市の引越し事情
3. 赤帽の料金
4. 四万十市に拠点を置くまちの引越屋の料金
5. まとめ

１．はじめに

引越しの相場がいくらなのかわからなくて、インターネットで調べたら、いろんなサイトがいろんな金額をのせていて、余計に相場がわからなくなった。なんてことはありませんか？

しかも、引越し料金の相場金額が安かったサイトで見積りをとったら、その料金を提示する引越し業者がいなかった。なんてことはありませんか？

本題に入る前に、引越し業界の基本的なことについて説明します。引越し料金の相場がわからなくなる原因は、引越し業界の悪しき慣習にあるからで、ここを知らないと、引越し業者から安い引越し料金を引き出せません。まずは、引越し業界の基本的なことを知る必要があります。

引越し業界の悪しき慣習とは、「分捕り合戦」の一言に尽きると思います。

引越し業者から見積りをとると、作業料金、車両料金、梱包料金、養生料金など、一般的なフォーマットに基づいて見積金額を算出しますが、最後に大幅な割引金額を入れて、安くなった感を演出して、お客さんがその金額でどんな反応をするか感触を確かめます。

お客さんの反応を見ながら最終的に、この金額が限界だといい、お客さんの反応を確かめます。でも、この金額は、まだ余裕のある金額で限界の金額ではありません。

この最終の金額を提示しても、お客さんが、他の業者の見積りを聞いてから決めるといわれれば、「今決めていただくとダンボールを無料でお渡しできます。」と即決をあおります。それでもお客さんが即決してもらえない場合は、「いくらだったら即決いただけますか？もう、ギリギリの金額ですが、上司にかけあってみます」と言って、上司と電話しているような猿芝居をして、再度、金額を提示します。

金額の交渉をする時に、〇〇引越しセンターは〇〇円の提示だったとか、引越しの△△は△△円の提示だったというと、それより低い金額が提示される可能性はぐっとあがります。

他社が〇〇円だったら、うちは、もっと安く□□円で請けますと、それが当たり前の業界なので、「分捕り合戦」の慣習だと私は思っています。

他社に契約を取られるくらいなら、無理してでも自社の契約にするという業界の慣習が、相見積もりをとったら引越し料金が安くなるという社会の常識として拡がり、結果、引越しの単価が下がることにつながります。

その結果、引越し業界では、現場だけでなく営業も薄給で長時間の労働を強いられることになり、それに伴い不祥事も増えます。今は、インターネット社会です。「〇〇引越しセンター　不祥事」で検索すると驚くほどの記事がでてきます。大手の引越し業者だから安心できるとは一概に言えなくなっています。

大手引越し業者の営業は、できるだけ客単価をあげつつ、90％以上の成約率を達成することを求められています。

「できるだけ客単価をあげたい引越し業者」と「できるだけ安く引越ししたいというお客さんの気持ち」は利益相反の関係です。

引越し業者が客単価をあげるために必要なことは何でしょうか？

それは、お客さんに引越し料金の相場を知られないようにすることです。

だから、引越し業者は、巧妙に料金がわからないようにして、料金が取れそうなお客さんからはしっかりと引越し料金をとろうとします。

２．四万十市の引越し事情

引越し業者の事情

四万十市には、引越しを請けおえる業者が３社程度と少ないです。

高知市内には、大手引越し業者をはじめ、引越し業者が複数社いますが、高知市の業者が四万十市の引越しを請けると、移動距離や運転時間の人件費分を引越し料金に上乗せする必要がでてくるので、格安の引越しを実現するのは難しいはずです。

また、高知市を含め近隣の市町村を合わせると40万人以上の人口がいるので、無理に金額を安くしてまで、四万十市の引越しを請ける必要もないため、大幅な価格交渉は容易ではないでしょう。

インターネットの事情

インターネットで引越しについて検索するとき、ほとんどの方は「四万十市　引越し」と検索するのではないでしょうか？

そして、ここで検索上位にでてくるサイトはどうでしょうか？

ほとんどが、「引越しの一括見積サイト」ではないでしょうか？

冒頭のはじめにで、引越しは相見積もりをとると安くなるということをお伝えしました。

そして、引越しをする時に複数の引越し業者から相見積もりをとることは、社会の常識となっています。

そこで、でてきたのは、

楽をして「引越し業者から相見積もり」がとれる引越しの一括見積サイトです。

このサイトを使った人がみんな損をするとまではいいませんが、このサイトのカラクリを知らずに活用すると、損をする可能性があります。

引越しの一括見積サイトの使用は、利用者は無料で使用できて、複数社から相見積もりをとれるので、一見するといいサイトに思えるかもしれませんが、

世の中楽をして「安く」とか「儲けれる」という話はほとんどが嘘です。

引越しの一括見積サイトはこうなっています。

登録している引越し業者が、引越し見積サイトの運営に、引越し料金の約20％前後を支払っています。

もし、引越し業者が、ある引越しを最低４万円であれば請けれるとします。すると、引越し見積サイトからの問い合わせでは、５万円の見積金額で成約できなければ、採算が合わないことになります。

そして、５万円で成約した場合、引越し業者が受け取る金額は、５万円から手数料の約20％を差し引いた４万円です。お客さんが支払うのは５万円です。

いかがでしたか？実態はそんな感じです。

時には、どうしても仕事が欲しくて、すごい値下げをする業者がいるかもしれませんが、その引越し業者は、それだけ値引きしても、決められた手数料は支払わなければいけません。

そして、引越し一括見積サイトから問い合わせのあったお客さんと直接契約する行為や見積一括サイトが手数料をうけとるシステムになっていることをお客さんに説明することは禁止となっています。

これは、フェアじゃないと思いませんか？

私が引越し一括見積サイトについて思うことは、手数料の存在をお客さんに説明した上で、それでも選ばれるサイトであればいいんだと思います。

手数料ビジネスしといて、お客さんに聞かれても、答えてはいけない。そういう隠し事をしているサイトがいいサイトなはずありません。

ちなみに、もう少し詳しく引越し一括見積サイトのことを説明すると

見積金額は、事前に引越し業者が入力した設定で自動送信された金額です。

なので、実際に、その後、正式な見積金額を聞いたら、最初に提示された金額と大きく乖離してトラブルになったケースも多いみたいです。

ただ、残念なことに、引越しは引越し業者から相見積もりをとった方が安くできるという言葉が一人歩きして、多くの人が引越し一括見積サイトを使用した結果、引越し業者の売り上げは手数料分下がり、そして、

「四万十市　引越し」で検索すると、引越し業者のホームページよりも一括見積サイトが上位表示されるようになっています。

「四万十市　引越し」　で検索すると、

ミツモア、引越し侍、くらしのマーケット、SUUMO引越し見積もりやホームズ、ズバッと引越し比較、引越し見積りex等が上位に表示されます。

「四万十市　引越し　相場」　で検索すると、

単身や２人暮らしの引越し料金の相場がそれぞれのサイトに書かれています。そこで、一つだけ桁違いに安いサイトがあったりすると、疑った方がいいです。

一括見積サイトは上位表示されれば、お客さんが見積依頼をかけてくれさえすれば、業者から手数料をもらえるので、サイトが上位表示されるためには何でもします。

そして、一括見積サイトは、お客さんと引越し業者をマッチングするだけなので、その後のトラブルは関係ありません。インターネット検索で上位表示さえ、されていれば儲かるシステムなんです。

引越しをする時に相見積もりをとるのであれば、引越し業者から直接見積りをとった方がいいと思います。

引越し業者が一番安い料金を提示できるのは、直接見積りをとってもらうことで、一括見積サイトに手数料を支払わなくてよくなる分、金額を安くできます。

そもそも、透明でシンプルな料金設定にしていれば、値引く必要もないと思うんですが・・・

まちの引越屋は、定額で透明かつシンプルな料金設定にすることで、いつでも格安に引越しができます。相見積もりをとっても安くはなりません。他社の見積金額も関係ないです。

例えば、同業者が15万円の見積りを出した現場を、料金表に基づいて27,000円で見積を出し、仕事をお請けしたこともあります。他社だと、半額の7万円とか安くても5万円とかで契約をとるかもしれませんが、まちの引越屋はそれをしません。

お客さんには、まちの引越屋が格安な業者なので、きちんとしてくれる業者なのか、少し心配があったみたいですが、丁寧に家具を梱包して、慎重で機敏に動き回る引越しのプロとしての動きに感動されていました。

まちの引越屋は格安なだけでなく、ちゃんとしてます。そこに自信がなかったら事業をしてません。

３．赤帽の料金

この料金表は、赤帽高知県軽自動車運送協同組合のホームページを参考に作成したものです。

赤帽の料金体系は、大きく３つに分かれます。

「距離制運賃料金」と「時間制運賃料金」と「引越し運賃料金」です。

引越し業務と同等の作業を要する配達については、「引越し運賃料金」が適用されますが、ちょっとした家具をすぐそこまで運んでほしいといった軽易な作業であれば、「時間制運賃料金」が適用されることが多いように思います。

ここでは、「時間制運賃料金」と「引越し運賃料金」について紹介します。

なお、引越し運賃料金については、20kmを超えた場合の料金については記載がないため、20kmを超えた分は、「距離制運賃料金」と同様に加算されるものとして、料金表を作成します。

時間制運賃料金

平日は２時間以内の作業で6,050円が相場料金となっています。

時間	税込運賃	休日割増	深夜・早朝割増
2時間貸切・20km迄	6,050円	7,260円	7,865円
超過時間（30分毎）	1,375円	1,650円	1,787円

引越し運賃料金

作業時間が２時間以内の場合の料金一覧です。

距離	通常料金	土日祝料金	繁忙期料金
10km	14,300円	17,160円	18,590円
20km	14,300円	17,160円	18,590円
30km	16,720円	20,060円	21,740円
40km	19,140円	22,960円	24,890円
50km	21,560円	25,860円	28,040円
60km	23,430円	28,100円	30,470円
70km	25,300円	30,340円	32,900円
80km	27,170円	32,580円	35,330円
90km	29,040円	34,820円	37,760円
100km	30,910円	37,060円	40,190円
150km	38,610円	46,310円	50,190円
200km	45,210円	54,210円	58,740円
300km	58,410円	70,010円	75,840円
400km	71,610円	85,810円	92,940円
500km	84,810円	101,610円	110,040円
600km	98,010円	117,410円	127,140円
700km	111,210円	133,210円	144,240円
800km	124,410円	149,010円	161,340円
900km	137,610円	164,810円	178,440円
1000km	150,810円	180,610円	195,540円

４．四万十市に拠点を置くまちの引越屋の料金

まちの引越屋の料金体系は、大きく２つに分かれます。

「距離制運賃料金」のライトプランと「時間制運賃料金」のスタンダードプラン、１日プランです。

距離制運賃料金（ライトプラン）

距離	定額料金
10km	15,000円
20Km	16,500円
30km	18,000円
40km	19,500円
50km	21,000円
60km	22,500円
70km	24,000円
80km	25,500円
90km	27,000円
100km	28,500円
150km	36,000円
200km	43,500円
300km	58,500円
400km	73,500円
500km	88,500円
600km	103,500円
700km	118,500円
800km	133,500円
900km	148,500円
1000km	163,500円

こちらの料金は高速料金込みの金額です。

荷物の少ない単身者の引越しを想定しております。

時間制運賃料金

スタンダードプラン

料金は30,000円

移動距離20km以内
軽トラック1台を何度でもピストン可
作業員は１名
作業時間は、最大5時間　①08:00～13:00または、②13:00～18:00

荷物の多い単身者や２人暮らしのお引越しを想定しています。

１日プラン

料金は55,000円

移動距離20km以内
軽トラック1台を何度でもピストン可
作業員は１名
作業時間は、最大10時間　08:00～18:00

作業員２名の場合は、65,000円

２人～３人暮らしのお引越しを想定しています。

５．まとめ

まちの引越屋をしている私が書いているブログなので、当たり前ですが、結論は、どの場合でもまちの引越屋を使った方がいいです。

料金設定がないようなご依頼へは、相談して料金を決めるようにはなりますが、まちの引越屋の名にふさわしく、地域のちょっとしたお困りごとにも対応していきたいと思っています。

今後も四万十市に拠点を置くまちの引越屋をよろしくお願いします。