引越し前後に行う冷蔵庫の準備/まちの引越屋

この記事では、引越し前後に行う冷蔵庫の準備について解説していきます。

目次:

  1. 冷蔵庫の引越し準備とは?
  2. 引越し前に冷蔵庫の水抜きを忘れずに
  3. 引越し当日までに冷蔵庫内の「霜取り」と「水抜き」を終わらせる
  4. 引越し前には冷蔵庫の電源を切る前後の手順
  5. 引越し後に冷蔵庫の電源を入れるタイミングとポイント
  6. 冷蔵庫を処分する方法

1.冷蔵庫の引越し準備とは?

冷蔵庫の引越し準備は、冷蔵庫を安全に移動させるための重要な作業です。冷蔵庫は家庭で最も重く、かつ大きな家電の一つであり、誤った手順や運搬方法を取ると、故障や損傷のリスクが高まります。以下では、冷蔵庫の引越し準備について詳しく説明します。

食品の処理

引越しの数日前から食品を減らし、なるべく冷蔵庫内を空にします。新居に移動する際に食品が傷まないよう、処分可能な食材は事前に処分し、引越し当日には少量の食材のみを残すようにしましょう。

電源の切断

引越しの24時間前までに、冷蔵庫の電源を切断します。電源を切ることで霜取りが行われ、冷蔵庫内の氷や水が溶けて乾燥します。また、冷蔵庫の移動中に電源が入ることを防ぐためにも、しっかりと電源を切っておく必要があります。

霜取りと水抜き

電源を切った後、冷蔵庫内の霜取りと水抜きを行います。冷蔵庫の中に水が溜まっている場合は、それを取り除きます。また、霜取りが必要な場合は、冷蔵庫内の霜を溶かして水に変えます。水抜きが完了したら、冷蔵庫の中を十分に乾燥させます。

適切な運搬方法の確認

冷蔵庫を移動する際には、適切な運搬方法を確認します。冷蔵庫は傾けたり、横向きにしたりすると内部の冷却システムに影響を与える可能性があるため、できるだけ立てた状態で運搬するようにします。また、固定用のテープやストラップを使用して安定させることも重要です。

引越し先での設置場所の確保

引越し先で冷蔵庫を設置する場所を確保します。冷蔵庫は換気や排熱のために一定のスペースが必要なため、十分なスペースを確保し、水平かつ安定した場所に設置します。また、コンセントの位置も考慮し、冷蔵庫を適切に接続します。

冷蔵庫の引越し準備は慎重かつ計画的に行うことで、冷蔵庫の損傷や故障を最小限に抑えることができます。引越しの数日前から準備を始め、適切な手順を踏むことで、安全かつスムーズな引越しを実現しましょう。

2.引越し前に冷蔵庫の水抜きを忘れずに

引越しの準備において、冷蔵庫の水抜きは重要な手順の一つです。水抜きを怠ると、引越しの際に問題が生じる可能性があります。以下では、冷蔵庫の水抜き手順とその重要性について詳しく解説します。

水抜きの手順

  1. 食品の処理: 引越しの数日前から食品を減らし、冷蔵庫内を空にします。
  2. 電源を切断: 引越しの前日までに冷蔵庫の電源を切断します。これにより、冷蔵庫内の凍結が解ける時間を確保します。
  3. 霜取り: 霜取りが必要な場合は、冷蔵庫内の霜を溶かします。冷蔵庫の取扱説明書に従い、適切な方法で行います。
  4. 水抜き: 霜取り後、冷蔵庫内にたまった水を排水します。これにより、引越し中に水漏れのリスクを減らします。

水抜きの重要性

  • 故障の防止: 引越し中に冷蔵庫内の水が漏れると、電化製品や床に損傷を与える可能性があります。水抜きを行うことで、故障やトラブルを未然に防ぎます。
  • 運搬の安全性: 冷蔵庫を運搬する際、水が残っていると重量が増し、運搬の安定性が損なわれます。水抜きを行うことで、運搬作業を安全に行うことができます。
  • 新居での利用準備: 水抜きを行うことで、新居への冷蔵庫の設置や利用準備がスムーズに行えます。水漏れやトラブルがない状態で冷蔵庫を設置することができます。

冷蔵庫の水抜きは、引越し前の重要な準備作業の一つです。十分な時間を確保して手順を丁寧に行い、安全でスムーズな引越しを実現しましょう。

3.引越し当日までに冷蔵庫内の「霜取り」と「水抜き」を終わらせる

冷蔵庫を引越しする前に、霜取りと水抜きを行うことは重要です。ここでは、引越し当日までに冷蔵庫内の霜取りと水抜きを完了させる手順について解説します。

霜取りの手順

  1. 電源を切断: 引越しの前日までに冷蔵庫の電源を切断します。これにより、冷蔵庫内の霜が溶ける時間を確保します。
  2. 冷蔵庫内の食品を取り出す: 霜取り作業を行う前に、冷蔵庫内の食品を取り出し、他の冷凍庫やクーラーボックスに移します。
  3. 霜取りを待つ: 冷蔵庫のドアを開けておき、自然に霜が溶けるのを待ちます。冷蔵庫の機種や設置場所、季節によっては、15時間~24時間以上かかる場合があるので、引越しの前日を目安に行います。

水抜きの手順

  1. 排水皿を確認する: 霜取りが完了した後、冷蔵庫の排水皿にたまった水を確認します。
  2. 排水を捨てる: 排水皿にたまった水を捨てます。必要に応じて、タオルや雑巾で水分を拭き取ります。

冷蔵庫の霜取りと水抜きを引越し当日までに完了させることで、引越し作業中に水漏れやトラブルを防ぎ、冷蔵庫を安全に運搬することができます。霜取りや水抜きの手順を丁寧に行い、スムーズな引越しを実現しましょう。

4.引越し前には冷蔵庫の電源を切る前後の手順

引越し前に冷蔵庫の電源を切る際には、いくつかの手順を確実に実行することが重要です。ここでは、引越し前後の冷蔵庫の電源を切る手順について詳しく説明します。

電源を切る前の手順

  1. 食品の整理: 冷蔵庫内の食品を整理し、不要なものは処分します。引越し先に持参する食品は選別し、他の冷蔵庫やクーラーボックスに移します。
  2. 電源コードを抜く: 冷蔵庫の電源コードをコンセントから抜きます。これにより、電源が完全に切断されます。
  3. ドアを開ける: 電源を切った後、冷蔵庫のドアを開けておきます。これにより、内部の湿気を放出し、霜取り作業をスムーズに進めることができます。

電源を切った後の手順

  1. 霜取り作業: 電源を切った後、冷蔵庫内の霜が溶けるまで待ちます。通常は15時間~24時間以上かかることがありますので、適切な時間を確保しましょう。
  2. 水抜き: 霜取りが完了した後、冷蔵庫の排水皿にたまった水を捨てます。必要に応じて、タオルや雑巾で水分を拭き取ります。

冷蔵庫の電源を切る前後の手順を適切に実行することで、引越し作業中に冷蔵庫からの水漏れやトラブルを防ぐことができます。引越し当日までに十分な準備を行い、安全かつスムーズな引越しを実現しましょう。

5.引越し後に冷蔵庫の電源を入れるタイミングとポイント

引越し後、冷蔵庫の電源を入れるタイミングや注意すべきポイントを把握することは、冷蔵庫を安全に再稼働させるために重要です。以下では、引越し後の冷蔵庫の電源を入れる際の適切なタイミングとポイントについて解説します。

電源を入れるタイミング

  • 設置後の時間: 新居に着いて冷蔵庫を設置しても、すぐに電源を入れることは避けましょう。運搬の振動などにより、フロンガスが移動し、冷却システムが不安定な可能性があるからです。そのため、設置してから5時間ほど時間をおいてから電源を入れましょう。ノンフロンガスものは問題ないです。
  • 冷却時間: 冷蔵庫の電源を入れた後、冷蔵庫内が十分に冷えるまでには、通常4時間~半日以上かかる場合があります。特に夏場などは冷蔵庫内が高温になっている可能性が高いため、より長い時間が必要となります。

注意すべきポイント

  • 振動に注意: 冷蔵庫を設置した後、振動により冷蔵庫が揺れることがあります。内部のコンプレッサーが不安定な状態で作動させると、故障の原因となりますので、電源を入れる際には振動に注意しましょう。
  • メーカーの指示に従う: 冷蔵庫のメーカーや取り扱い説明書に記載されている指示に従って、電源を入れるタイミングを確認しましょう。メーカーによって異なる可能性があるため、確認が必要です。
  • 冷蔵庫内の温度確認: 電源を入れた後、冷蔵庫内の温度を確認します。温度が安定していることを確認した後、食品を冷蔵庫に入れてください。

冷蔵庫の電源を入れるタイミングとポイントを適切に把握し、安全かつ効果的な再稼働を行いましょう。

6.冷蔵庫を処分する方法

  1. 小売店に回収を依頼する:
    • 購入した小売店に連絡して、冷蔵庫の回収を依頼する方法です。店舗によっては有料で行う場合もありますので、事前に確認しましょう。
  2. 自治体の家電リサイクルセンターなどに回収を依頼する:
    • 各自治体が設置している家電リサイクルセンターなどに回収を依頼する方法です。リサイクル料金や回収(運搬)費用がかかる場合がありますので、事前に確認しましょう。
  3. 自分で運搬し指定引取場所で引き取ってもらう:
    • 自分で冷蔵庫を運搬し、指定された引取場所で処分してもらう方法です。自治体によっては有料で行う場合もありますので、詳細を確認しましょう。

リサイクル料金や回収(運搬)費用、指定引取場所などは自治体によって異なるため、事前に問い合わせて確認しましょう。処分する際には、メーカーや容量などの情報を伝えるとスムーズに手続きが進みます。